手関節の骨折

70代女性。転倒して手をついて受傷。

橈骨骨折（正確には橈骨遠位端（えんいたん）骨折）と尺骨茎状突起骨折（けいじょうとっきこっせつ）です。平たく言うと、手首の骨が２本とも折れています。

麻酔して、手首を引っ張って整復。向かって左の写真が整復後の写真ですが、ある程度戻っているのですが、手の甲側の大きな骨片（骨のかけら）が戻っていません。

さらに、この症例は尺骨側も折れているので、この位置も維持できない可能性が高いです。

よって、手術必要な事例と判断し、近くの福岡豊栄会病院へ紹介となりました。手術が必要なときはいつもお世話になっています。いつも迅速に受けれていただき、非常に感謝しています。

手術が必要か、ギプスで見て行けるのか、患者さんの為にしっかり判断して、適切に対応するよう心がけています。