PFC-FD™療法とは整形外科向け診療
切らない関節治療
患者自身の血小板に含まれる成長因子を活用するバイオセラピーで、タイガー・ウッズ選手や、野球の大谷翔平選手が活用したことで話題になった「PRP(多血小板血漿)療法」を応用した技術です。血小板由来の成長因子を冷凍乾燥(フリーズドライ)させ、患部に注射することで痛みや機能の改善が期待できます。
PRP療法に比べ成長因子の濃度が高いため期待できる効果もより高く、自身の血液から抽出した成分を使用するため、副作用の心配が少ないのも特徴です。
施術対象
変形性膝関節症、足関節症等、慢性腱炎といった関節や、関節周辺の痛みや炎症でお悩みの患者さまが主な対象となります。注射による投与のため施術後すぐに帰宅することができ、手術はできるだけ避けたいという方にも適しています。また、手術を伴わないため、体力に不安のある高齢者の方でも施術が可能です。
期待できる効果(個人差があります)
高濃度の成長因子により患部の自然治癒力が高まることで、痛みや炎症の軽減が継続して期待できます。(約3ヶ月)
膝関節などの場合は、痛みがなくなったり軽減されることにより、リハビリや運動が可能となり、体重減少や筋力向上などによる膝への負担も軽減されます。
PFC-FD療法の流れ
PFC-FD療法の注意点
- 薬とは異なるため、患者様の血小板や成長因子の働きによっては効果に個人差がでてきます。
- 感染症検査(HIV、HBV、HCV、梅毒、HTLV-1)で陰性の方のみ作成が可能です。
- 一般的な注入療法と同じく、痛み、赤み、腫れ、しびれ感、灼熱感、皮下出血などの副作用があり得ます。
多くは一過性です。 - 保険診療は適用されません。
VFD療法とは美容外科向け診療
PFC-FD™療法を美容の観点から着目した療法です。
これまではPRP療法が代表的なものとされてきましたが、VFD療法は更に高い濃度に凝縮されたの成長因子を投与するため、より効果的となっています。
注入した成長因子により肌内部の細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチン等の産生、組織の修復、創傷治癒などが期待できます。
期待できる効果(個人差があります)
- 肌の弾力、保湿力アップ
- 美白効果
- キメ、シワ、たるみの改善
- 育毛、毛髪再生
- にきび跡の凸凹、毛穴の改善
肌や頭髪に悩みのある方、ナチュラルに若返りたいと
お考えの方におすすめです。
一人ひとりの患者様専用のVFD
患者様の血液は安全性や適応性の検査を受けた後、有効成分を抽出しフリーズドライ加工されます。余計な添加物は使用しないため、アレルギーや副作用のリスクが少なくすみます。
また、個人ごとに異なるバーコードで管理された特別な瓶とパッケージに入れて届けられるので、別の患者様との取り違えの心配もありません。
VFDの注入方法
[注射器による直接の注入]
ピンポイントでVFDを投与できるので、部分的に気になる箇所がある方におすすめです。髪の毛よりも細い針で投与するため、注射後の腫れや赤みなども控え目であるとされています(個人差があります)
[ダーマペン]
先端に16本の超極細針がついたダーマペンを使用するため、お顔全体など、広い範囲へのVFD投与が可能です。ニキビ跡や毛穴が気になる等、肌質改善されたい方におすすめです。
VFD施術前にご理解いただきたいこと
- VFDは、感染症検査(HIV、HBV、HCV、梅毒、HTLV-1)で陰性の方のみ作成が可能です。血液検査の結果、加工作業ができないとなった場合は、血液検査代金のみ負担をお願いしています。
- 悪性腫瘍の方、悪性腫瘍の既往のある方、腎臓疾患がある方はお受け頂けません。
- 体調の良くない場合や、血液の状態によっては、まれに1度の採血では治療できない場合もあります。その際には再度採血をする場合があります。
- クリニックからの血液輸送時に破損した場合、クリニックで再度採血をして頂く必要があります。
- 保存期間を過ぎた場合は破棄させて頂きます。
- オーダー後注入をキャンセルされた場合、PFCの加工代金の返金は致しかねます。
- 一般的な注入療法と同じく、痛み、赤み、腫れ、しびれ感、灼熱感、皮下出血などの副作用があり得ます。 多くは一過性ですが、症状の強い場合はご相談ください。
- 施術当日は飲酒や熱い風呂での長時間の入浴は控えてください。